読書
2021年05月04日
読書感想: コンサル一年目が学ぶこと
ITエンジニア(SE)からITコンサルタントへの転職が決まったので、不安を払拭しようと読んでみた。
有用そうなスキルが非常によくまとまっていたが、特に真新しいものはなかった。
ただ通読して理解したのは、その誰でも知ってそうなことを分析して整理して提案して顧客の利益に繋げるのがコンサルタントの仕事だということ。
一流になるためにはこの基礎を抑えつつ、自分にしかない尖りを磨いていく必要があると思う。
社会構造の変革期に、このように知的で創造的な職業に就け、自分が成すべきことが明確な環境を手に入れられたことは光栄かつ幸福なことだ。
有用そうなスキルが非常によくまとまっていたが、特に真新しいものはなかった。
ただ通読して理解したのは、その誰でも知ってそうなことを分析して整理して提案して顧客の利益に繋げるのがコンサルタントの仕事だということ。
一流になるためにはこの基礎を抑えつつ、自分にしかない尖りを磨いていく必要があると思う。
社会構造の変革期に、このように知的で創造的な職業に就け、自分が成すべきことが明確な環境を手に入れられたことは光栄かつ幸福なことだ。
fhiyoshi at 15:46|Permalink│Comments(0)
2021年04月04日
読書感想: 成毛眞『2040』
5G、6Gの世界がIoTで彩られたモノであることや、ドローンや空飛ぶクルマが日常となっていることが割と高い解像度で示されていたのが一番の収穫だった。
日本の未来があまり明るくないことは、これまでもうんざりするほど聞いてきたがテクノロジーが事態を改善する可能性を示唆していたのも良かった。
様々なテーマ毎に、悲観にも楽観にも寄らずリアリティのある知見を簡潔に提示しており非常に読み易かった。
[おわりに]のすすめ通り、環境を知り、未来をシミュレーションし、どうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぎたい。
fhiyoshi at 12:50|Permalink│Comments(0)
2021年02月21日
読書感想『最高の休息法』
YouTubeのライフハック系動画の視聴にハマっていた自分が、睡眠、食事、運動に続いてよく見たのが瞑想。
しばらくの間、睡眠との違いがわからなかったが、今では"意識的な脳の休息"と理解している。
本書では意識的な脳の休息が心の安定となり、日々の生活や仕事を良い方向に進展させるられるよう、ケーススタディを小説で紹介している。
IT革命以降、情報量の増加や技術の進展、過剰な競争が、鬱病増加の原因になっているのは明らかで、休息に科学的メソッドを入れ、動きながら休むというアプローチが最適解なのかに疑問は残る。
fhiyoshi at 12:52|Permalink│Comments(0)
2021年01月31日
読書感想『現代アート、超入門!』
マコなり社長の推薦で読んだ新書。
一言で言えば「自由に鑑賞すれば良い」と理解した。
ただそれは「Don't think feel.」ではなく謎解きであり、
歴史的背景やアート史上の位置づけまでを含む、極めて知的な営みだった。
作家と鑑賞者の対話を前提とした
コミュニケーションツールかもしれないとさえ思った。
だが個人的には
「つまらないものはつまらない」
「わからないものはわからない」
が正しいと考える。
現時点の自分の感想は一つの真実だし
「何かの謎掛けだな」と感じても過剰に歩み寄る必要はない。
コミュニケーションは双方向のものだから。
fhiyoshi at 18:38|Permalink│Comments(0)
2021年01月30日
読書感想『アルケミスト』
本要約系YouTuberぺそさん(ハック大学)の薦めで知り、
角川書店のAnniversary Edition(25周年記念特装版)を買い、
本編外のメッセージやQ&Aを含めて読んだ。
予兆と実現を繰り返して物語が進む展開は、
宮城谷昌光の古代中国を舞台にした
歴史小説に何処となく通じるものがある気がした。
チープな表現になるがそのアラビア、イスラム版といった感想。
追い求めていた宝が、物理的なものか、
精神的な悟りか、オチを知りたくて
最後まで夢中で読み切ってしまった。
構成自体はシンプルだが、細かい心理描写が巧みで、
ブラジル人作家(パウロ・コエーリョ)の
手によるものと知った時はかなり意外だった。
偏見に囚われず、自由な視点で
世の真理や本質を追求しようと考えていた自分には
ジャストフィットの作品だった。
以下、気に入った箇所の引用。
・彼のやり方は僕とは同じではなく、僕のやり方は、彼のやり方と同じではない。
でも僕たちは二人とも、自分の運命を探究しているのだ。
だからそのことで僕は彼を尊敬している
・人は、自分の必要と希望を満たす能力さえあれば、未知を恐れることはない。
自分の人生と世界の歴史が、同じ者の手によって書かれていると知った時、そんな恐れは消えてしまう
・人生は運命を追求するものにとっては、本当に寛大だ
<2014/03/30 偶然リツイートしていた箇所>
(傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりも辛いものだと、おまえの心に言ってやるがよい。)
・夢を追求している時は、心は決して傷つかない。
<2014/03/21 偶然リツイートしていた箇所>
・船は港にいる時、最も安全であるが、 それは、船が作られた目的ではない。
以上
fhiyoshi at 14:44|Permalink│Comments(0)