読書

2020年08月10日

読書感想『一人称単数』

村上春樹の8篇から成る新作短編集。

「品川猿の告白」が村上春樹のエッセンスが集約された感じで良かった。  
ただ逆に他のはあまり印象に残らなかった 
(自分が洋楽やファッションに疎いというのもその理由かと思う)。  
主人公(一人称)は相変わらず主体性に欠けるモブで、
モヤっとした味の良い値段の料理を食べた後のような読後感
(特に 最後の「一人称単数」がそれを象徴するような話だった)。

 村上春樹のキャリアがピークを過ぎ、
自分の嗜好も変わった結果と思う反面、
村上春樹が現代日本社会をキャンバスに小説を書くと
必然的にこんな感じになるのかもしれないとも思えた。

印象に残ったのは、
最初の「石のまくらに」の以下の文。

"それはあくまで成り行きによる結びつきだった。
僕がとくに彼女を求めていたわけでもないし、
彼女もとくに僕を求めていたわけでもなかった(と思う)。"

のっけから村上春樹丸出しで、
正直こんなフレーズのリピートでもキツかったとは思う。



fhiyoshi at 11:43|PermalinkComments(0)

2020年08月05日

2020/08/05(水)のライフログ

「LIFE SHIFT」
着眼は鋭く、リアルな未来を想像できたが、内容が冗長すぎて精読する気にならなかった。要約すれば10分の1、100分の1にまとめられる内容な気がした。
明日からはフォントも大きめで読みやすそうな
「エッセンシャル思考」
を開いてみる。

【食事】
朝: 自宅(
納豆、豆腐、サバ缶、蜂蜜梅干し、
クルミ、チーズ、トマトジュース、
ハイカカオチョコレート、コーヒー)

昼: ガスト(
抹茶ゼリー、セットドリンクバー)

夜:サイゼリヤ(
わかめとオクラのサラダ、
フレッシュチーズとトマトのサラダ、
たまねぎのズッパ、
野菜ときのこのピザ)

【読書】
『一人称単数』
 「品川猿の告白」読了
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』読了

【ゲーム】
クラロワ(クラン対戦決戦日:1戦1勝)
ドラクエウォーク(
ヘルコンドルのこころS合成できず)

【ブログ】
じっくり長期投資株ブログ  
サラリーマンSEの勉強ブログ  

【睡眠】
起床 6:00
就寝 22:00

【運動】
ウォーキング -



fhiyoshi at 22:00|PermalinkComments(0)

2020年07月24日

読書感想『働き方 完全無双』

兄弟が通っていた高校の一コ上に2ちゃんねるの創始者が居ると知ってから注目していたが、著書ははじめて読んだ。

無双するために「トクする」方法を教えてくれているようでいて、メインは「頑張りたい人だけ頑張れば良い」社会の実現に向けたヴィジョンと、
ここ100年の人類の急激な成長は破滅への一本道だから「ダラダラやろうぜ」というメッセージの方のように感じた。

ひろゆきイズム?というのは、ゲームの肝となる部分(ゴール、ルール、攻略法)を速攻で把握して、あとは自分のペースで楽しむことのように理解した。



fhiyoshi at 08:10|PermalinkComments(0)

2020年07月12日

読書感想『流浪の月』

冗長と感じる部分がほとんどなく、納得の構成で、
3、4回に分けて
最後はP.216から100ページほどを一気に読み終えた。

大して本を読んでないので本屋大賞のレベルは分からないが
これまでよく読んできた村上春樹と比べても
シンプルに面白いと感じた。

村上春樹の一人称が、
男性から女性に変わったくらいの感じで読み始めたが、
ミステリーやファンタジーをほとんど持ち込まず、
フィクションにリアリティを与えつつ
終始飽きさせないドラマチックな展開は
村上春樹よりも秀逸だったと思う
(村上春樹には猛烈に飽きる冗長な展開が必ずと言っていいほどある)。

ただ、本の帯に書いてあった、書店員の
「徐々に毒に侵されて、トドメを刺される」とか
「どんでん返しは無い」とか
「読み終わってから泣いた」とかいう感想は、
読み終わってみると、どれもピンと来なかった。

ネタバレにはならないと思われる、
特に気に入った一節を上げる。

--以下引用--
白く味気ない廊下を歩きながら、
目に見えなくて、どこにあるかもわからなくて、
自分でもどうしようもない場所についた傷の治し方を考えた。
まったく痛まない日もあれば、うずくまりたいほど痛い日もある。
痛みに振り回されて、うまくいっていたことまで駄目になる。

唯一の救いは、そんな人は結構いるということだ。
口にも態度にも出さないだけで、
吹きさらしのまま雨も風も日照りも身に受けて、
それでもまだしばらくは大丈夫だろうと、
確証もなくぼんやりと自分を励まして生きている、
そんな人たちがあちこちにひそんでいると思う。
--引用終わり--

世の中の抗えない流れに流されるしかないと思う反面、
この小説は希望も与えてくれる。
大概は捉え方に掛かっていると思う。
悪いイメージが悪い結果を実現させるように
ポジティブな思考がポジティブな結果を創る。

大事なのは自己評価。
結果を出すスタンスとして、
社会的地位や資産の大小と連動しないとマズいと思うのが一番マズい。
リスクを採らないリスクと同じくらいマズい。

人間関係は愛すべき人を愛せれば良いと思う。
周囲の評価は受け流し、
自己評価で自己ベストを更新、自己満足し続けられるように生きようと思った。



fhiyoshi at 21:43|PermalinkComments(0)

2017年11月19日

仕事と幸福、そして人生について

仕事と幸福、そして人生について
ジョシュア・ハルバースタム
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2009-02-18


真の実力をつけるためには、
基礎からコツコツ積上げ、固めていくしかない。

ただ、この本は、自己啓発本や哲学書のようで、
遠回りは全くしていない。

働く理由、働く目的、成功の基準


といった、明確な章立てのもと、
自分が何を目指しているのか、
分からなくなってしまったサラリーマンに響く、
ダイレクトなテーマについて書かれている。


当然、お金についても書かれているが、
より根本的なところ、
幸福とは?良い人生とは?何かについて、
非常に分かりやすく書かれている。


アプリの前に、OSを更新するように、
投資の本より先に、読むべき一冊だと思う。


この本を読めば、レンズを変えた後のように、
気持ちの晴れる知見を得られると思う。

忘れていたところ、曇ってきたところを、
もう一度磨くつもりで、
何度でも読み返したい良書だ。



fhiyoshi at 13:47|PermalinkComments(0)